Soller(ソーイェル)& Port de Soller(ポルト・デ・ソーイェル)めぐり
2017/06/03
本日はパルマ⇒ソーイェル⇒ポルト・デ・ソーイェル⇒バルデモサ⇒パルマ。
ポルト・デ・ソーイェルのホテルにでも泊まってじっくり見たいところだけど、滞在時間の制約もあるので、ぐるーっと1日でまわることに。
まずは、ソーイェルへ移動。
レンタカーをしない場合、パルマからソーイェルはバスかソーイェル鉄道で行く。
バスのほうが本数多い&早いけど、雰囲気満点の木造列車でガタゴト行きたいのでソーイェル鉄道で出発。
ソーイェル鉄道はパルマ、ソーイェル間を1日に4〜6往復しかしていない。
窓口は列車の時間の30分前くらいにならないと開かないため、「席いっぱいで乗れないと困る」と思って前夜の列車時間に合わせて窓口に行ってみたけど、結局開いてなくて事前購入はできずじまい。
翌日、「席まだあるかな〜」とドキドキしながらかなり早めに駅に到着した。
ソーイェル鉄道時刻表
http://www.trendesoller.com/en/cms.php/Timetable_and_Prices
ソーイェル鉄道のパルマ駅はインカ行きの列車が出入りする
メインのパルマ駅(地下がバスターミナル)の左手にこじんまりとある、ここが入り口。
入り口の門を入ってもカフェしか見えないから、間違えたと思って1回出てきちゃったよ。。。
というくらい、駅らしくない佇まい。
ホームは1つで、窓口はホーム右手にある。
窓口で切符を買って、ホームの先の線路上に停車している列車に向かう。
チケットは片道€15、往復€21。観光列車だから高い〜。
帰りはバスの予定なので片道で買ったけど、帰りも列車の場合は往復だと圧倒的に安いのでおすすめ。
2両くらいの木造列車をイメージしてたので席があるか心配だったけど、こんなに長い立派な列車だとは・・・
早く来すぎちゃったなと思いながら、列車を見て回る。
中はこんな感じで、先頭に近い車両だと全部木製。
クラシックな雰囲気に惹かれたけど、窓の大きさと1時間のガトゴトはきついかなーと、シートがクッションになっている後ろの車両にした。
ガラガラだったのでゆったりシートに座っていたけど、次から次へと人が乗ってくる。
車掌さんに「あなたはそこ、あそこ」と指示されて、空席はきれいに埋まっていき、満席になっての発車でした。あんなに席があったのにすごい。
パルマを出ると、街中をしばらく走って、その後は街を抜け、レモン畑やオリーブ畑の中を走っていく。
途中で止まるBUNYOLA駅。
小さくて何も無さそうな駅だけど、乗り降りする人は結構いるのね。
車窓からは、かわいい村々や尖った山など素敵な景色ばかり。
乾いた大地にオリーブやレモン、アーモンドなどの植生で、これぞ南ヨーロッパ、地中海という雰囲気だけど、スイスの氷河特急やベルニナエクスプレスで見た景色を思い出した。ここはあまり有名じゃないけど、とても素敵。
ソーイェルの少し手前にある途中停車駅。高台で見晴らしがいい。
みんな列車から降りて写真撮影。
トンネルをいくつもいくつも抜けて、窓の外の景色に対する感動が薄れてきたころ、
1時間の列車の旅を終えてソーイェルに到着した。
ソーイェルに着いて、ポルト・デ・ソーイェル行きのトラムに乗るまで2時間ほど散歩。
駅近くのインフォメーションでマップをもらう。
マヨルカは事前情報があまりないので、こういう現地でもらえる地図が貴重。
駅舎の中にある小さな美術館(無料!)を見てから、マップ片手に中心部の広場へ歩く。
後ろからトラムが来た。
路面を走ってくるのでぼけぼけ歩いているとひかれちゃいそう。気をつけないと。
中心部のマーケット。
こじんまりとしていて、探してなかったら目の前を通っても気が付かない。
時間帯か曜日のせいかあまり活気はなかった。
魚売り場も1箇所しかやってなかった。
中心部のおみやげものを売っている通りをぶらぶらしつつ、ひたすら歩く。
かわいい小道。
国旗? いや、カタルーニャの旗か?
ドアの装飾。ノックするときに使うのかな?
だいぶ歩いて、町外れにあるアグリマーケットへ。
道の駅的なものを想像していてお菓子とかを買って食べたかったんだけど、そういうすぐ食べられるものはなかった。残念。おなかへった。。
みんな車で来て、ワインや野菜などをどっさり買っていた。
敷地内に小さいインフォメーションがあって、ソーイェル産のおみやげや農業について説明してくれた。何種類か試食も並んでて楽しい。
このあとの行程を考え荷物が重くなるのがいやで、ソーイェルではほとんど買い物しなかったけど、パルマでは見なかったので、もっとここで買えばよかったなーと後で後悔することに。
トラムの時間ギリギリまで散歩して、大急ぎでトラム乗り場へ戻る。
混み合ったトラムのデッキ部分に乗り込んで出発!
切符はトラム内で車掌さんから買える。
途中の停車場で乗ってきた人も覚えているのか、忘れずにそばに来て徴収してた。すごいね。
ゆっくりと町を抜けていく。
30分ほどで海が見えてきて、ポルト・デ・ソーイェルに入る。海が青い!
絵画のような景色が広がっていて、ぼーっと眺めていたいけど、時間に限りがあるので行動しなくちゃ。
まずは桟橋の先にあるインフォメーションに立ち寄り、マップをもらう。
見どころを教えてもらって、まち歩きへ出発。
こんな坂道をのぼって、
かわいい家々を横目にすすんでいくと、
高台に出る。ここから町を眺めた。ほんときれいなところー。
もうちょっとのぼって反対側に出ると、ドーンと地中海が広がる。
歩き通しで、のども乾いてきたので、とりあえず通りに戻ってオレンジジュースを買う。
ちゃんと絞ってくれそうなところを選んで、ここに決定。
2€でその場で絞ってくれる。いろいろなところで見たけど、2€はリーズナブル。
ちゃんとその場で切ってしぼってくれる。まるまる2個くらい使うんだなー。
オレンジジュース片手に散歩を再開。
木製の入り口が素敵な教会。
さっきのジュースのお店でジェラートも買っちゃった。ウォールナッツ、とても濃厚でおいしい!
ソーイェルに帰るトラムも人でいっぱい。
ランチ場所を探しながら海岸に沿って端の方まで歩いたけど、ぴんと来るのが見つからず。
結局、最初に見つけた、こじんまりとしたバルに入った。
タパス盛り合わせとクロケッタを頼んで、店内を観察。
隣の席は地元のおじさんたちが7人くらい集まって、カードゲームに熱中してる。
1人はこのお店のお父さんかな。
店構えからして、場所のわりに観光客は少ないのか、英語はあまり通じないけど、
ビールとガス入りミネラル含めて15ユーロ弱でとてもリーズナブル。
地元っぽい味付けと、昼から優雅に遊んでるおじさんたちも見れたし楽しかった。
お店をあとにして、バルデモサ行きのバス乗り場に急いでむかう。
次が本日最後の目的地!