Valldemossa(バルデモサ)
2017/06/03
パルマ・デ・マヨルカからバスで40分くらいでいける、バルデモサ。
今回の旅行はマヨルカ島では2泊しかできなくてかなり急ぎ足のため、
行くかどうかギリギリまで迷っていた。
でも、せっかくここまで来たんだからひと目だけでもと思って、
パルマ⇒ソーイエル⇒ポート・デ・ソーイエル⇒バルデモサ⇒パルマと
忙しい1日の最後に入れこむことに。
バスをおりて、インフォメーション横の看板(大きくて途中までしか入らなかった・・・)
村の地図。なんかかわいい。
ということで、
まずはカルトゥハ修道院へ。
きれいな藤棚のおうちやテラスを横目にすすむ。
バルデモサはショパンとジョルジュ・サンドが住んだ場所として有名。
肺を病んでいたショパンの療養のためにマヨルカに来た2人が、
バルデモサに行き着き、一冬を過ごしたのがここカルトゥハ修道院だった。
(標高も高めで、冬は寒いバルデモサで病気は悪化してしまったとか)
ショパンのピアノがなかなか通関できなくて、
ジョルジュ・サンドが通関のために出かけている間に作曲されたのが
ショパンの「雨だれ」なんだそう。
サンチョ王の宮殿のホールではちょうどピアニストの演奏が。
4月末にも関わらず、夕方のせいか、バルデモサはひんやりとしていて、
この村で一冬を過ごしたショパンとジョルジュ・サンドは何を感じていたんだろうか。
さみしくなかったのかなとか、いろいろなことに思いを馳せながら演奏を聴いた。
サンチョ王の宮殿に住み着くネコ。
カルトゥハ修道院で誰もが感じるであろう、残念な感じのショパンとジョルジュ・サンド像。
なんでこれ?しかも、やけにでかい。。。
カルトゥハ修道院のテラスからの眺め。
修道院を出てぶらぶらと散歩する。
おうちの壁に飾られる植物もすてき。
こんな飾り方は日本ではみないので新鮮。
バルデモサは家の入り口には、セント・カタリナのタイルが飾られている。
1つ1つが人生の場面を描いたものなので、詳しかったらもっと深く見れるのにな。
完成度も1つ1つ違っていて、さらーっと見比べてるだけでも楽しい。
こんな教会の脇道をぬけてセント・カタリナの生まれた場所へむかう。
なんだか普通の道が素敵すぎて、どこを写真にとるべきか困る。
セント・カタリナの生まれたところ。
街の端っこまで歩いてから中心部に戻り、
かわいらしいお店でバルデモサの名物Coca(コカ)を買う。
かわいいお店に入って並んだパンを見ながらどれだろうと迷っていたら、
かわいらしいおばちゃんが出てきて「Cocaあるわよ。これこれ」と教えてくれた。
ふかふかのパンを散歩しながら食べる。
甘めで、表面のクッキー生地がないメロンパン的な感じ。
味自体はどうってことなかったけど(失礼!)
この村の雰囲気と、かわいいおばちゃんの笑顔でなんだかとても満たされた。
最後にまた、ネコと出会った。
ひとしきり遊んで満足して帰っていった。人懐っこくて、かわいかった。アディオス〜